「かるクリン」でウイルス撃退 !?

PVCフィギュアの洗浄剤として弊社が販売している「かるクリン」ですが、雑菌やウイルスを
無効化あるいは死滅させる働きもあります。
「かるクリン」の原料である酸化カルシウムは、水を加えることで水酸化カルシウムに変化して
強いアルカリ性(PH12〜13)になり、大腸菌、綠膿菌、O-157 などに有効であることが以前から
確認されていました。

今、世界中を席巻している新型コロナウイルス COVID-19 。
殺菌には高濃度アルコール(エタノール70%以上)が一番効果的ですが、品不足の昨今、
漂白剤の成分である次亜塩素酸ナトリウム溶液が、その塩素分による微生物の呼吸阻害作用に
よって効果ありとして推奨されています。
しかし「まぜるな危険」の標語が示す通り、酸性溶液と反応して塩素ガスが発生するなどの危険
があり、少し心配なのが難点です。

ウイルスを系統的に分類する場合、その構造面から見ると大まかに二つの種類があります。
エンベロープウイルス と ノンエンベロープウイルス。
エンベロープとはウイルスの一番外側に形成される脂質とタンパク質の膜で、免疫系を回避する
など感染に重要な役目を果たすものです。
ノンエンベロープウイルスはこの膜が無くても感染することができる強いウイルスで、代表的
なものとしてノロウイルスなどがあります。
エンベロープウイルスには、インフルエンザウイルス、レトロウイルスなど、そして問題の
コロナウイルスもこの仲間です。
エンベロープウイルスを感染不能にしやがて死滅させるには、このエンベロープを壊せば良い
のですが、どうすれば可能なのでしょう。
エンベロープの成分が主に脂質である限り、脂質が溶解するアルコール消毒が有効なことは勿論
なのですが、上述のように入手が難しくなっている昨今、他の方法はというと、なんらかの
アルカリ性物質で脂質を変成分解してしまえれば可能と考えられます。

「かるクリン」は強アルカリ性物質によって脂質(油)であるPVC等樹脂の可塑剤を分解し、
汚れを除去する洗浄剤ですので、まさに全く同じ働きによってエンベロープを分解できる可能性
が高いと言えます。
また、一般的なウイルスの活性PH領域はPH5〜9と言われていますので、それ以下の強酸性、
またはそれ以上、PH12〜13 の強アルカリ性下では不活性化あるいは死滅させられるのではないか
と考えられます。

今のところ、正式な研究、治験が為されている訳ではないので確実とは決して申せませんが、
いざという時の備えとして、「かるクリン」をお手元に置いておかれるのも宜しいのではない
でしょうか。

あみあみ様でもお求めになれますので、どうぞご利用ください。

「かるクリン」商品ページ  弊社「かるクリン」通販カート  あみあみ様 「かるクリン」通販ページ


  * 「かるクリン」の消毒剤としての使い方をPDF書類にまとめました。ご参照ください。→ 

PH値とウイルスの関係や焼成カルシウムの抗菌作用に関しては、いくつか研究結果が公表されていますので御参照ください。

動物とヒトのコロナウイルス  北里大学

ホタテ貝殻焼成粉末の殺菌および殺インフルエンザウイルス 作用について 富山大学医学部

卵殻由来焼成カルシウムによる バイオセキュリティ強化と HACCP の確立 東京農工大学

貝殻を原料とする抗ウイルス剤 東京ナノ・バイオテクノロジー株式会社 特許書類

ホタテ貝焼成カルシウム洗浄剤 かるクリン
かるクリンのページへ  トップページへ